割賦販売とは、商品の代金を一括で支払わずに、分割で支払う販売方法です。割賦販売にはメリットやデメリットがあります。
また、割賦販売と似ている販売方法にリースがありますが、違いがあります。
割賦販売とリースの違いや、それぞれのメリットやデメリットをみてみましょう。
割賦販売のメリット
割賦販売のメリットは、次のようなものがあります。
- 初期費用を抑えられる
- 購入者に所有権が移転する
初期費用を抑えられる
割賦販売の一番のメリットは、初期費用を抑えられることです。高額な商品を購入するときに、一度に全額を支払うのは大変です。割賦販売なら、毎月少しずつ支払うことができます。これにより、資金の負担を軽減できます。
購入者に所有権が移転する
割賦販売では、商品の代金を全て支払い終えると、商品の所有権が購入者に移転します。つまり、商品は購入者のものになります。これは、長期間にわたって商品を使いたい場合や、自分の資産として商品を持ちたい場合にメリットになります。
割賦販売のデメリット
割賦販売のデメリットは、次のようなものがあります。
- 中途解約ができない
- 一括払いよりも高くなる
- 維持費が発生する
中途解約ができない
割賦販売のデメリットは、中途解約ができないことです。割賦販売は、商品の引き渡しと同時に収益を認識する販売方法です。そのため、契約期間中に商品を返したり、他の商品に変更したりすることはできません。もし、商品に不満があったり、必要がなくなったりした場合でも、契約を続けなければなりません。
一括払いよりも高くなる
割賦販売では、商品の本体価格に割賦手数料が上乗せされます。割賦手数料は、割賦販売を行う会社が利益として取る金額です。そのため、一括払いよりも、総支払額が高くなります。割賦販売を利用するときは、割賦手数料の金額や割合を確認しておくことが大切です。
維持費が発生する
割賦販売では、商品の代金を全て支払い終えるまで、商品の所有権は購入者に移転しません。しかし、契約期間中の商品の管理責任は購入者が負担します。つまり、商品の修理や保守などの維持費は、購入者が支払わなければなりません。維持費は、商品の種類や状態によって異なりますが、予想以上に高額になることもあります。
リースとは
リースとは、商品の代金を一括で支払わずに、一定期間にわたって利用料を支払う販売方法です。リースには、ファイナンスリースとオペレーティングリースの2種類があります。ファイナンスリースは、リース期間終了後に商品の所有権が移転する場合や、移転しない場合があります。オペレーティングリースは、リース期間終了後に商品を返却する場合です。
リースのメリット
リースのメリットは、次のようなものがあります。
- 初期費用を抑えられる
- 常に最新の設備を使える
- リース料を経費として計上できる
初期費用を抑えられる
リースのメリットは、割賦販売と同様に、初期費用を抑えられることです。リースでは、商品をリース会社が購入して、購入者に貸与します。そのため、購入者は初期費用を支払う必要がありません。毎月のリース料だけを支払えば、商品を利用できます。
常に最新の設備を使える
リースのメリットは、常に最新の設備を使えることです。商品の種類にもよりますが、IT機器などは日進月歩で最新のものが発売されます。購入したときは最新のものであっても、時間が経つにつれ古くなり、数年後には買い替えが必要になるかもしれません。リースでは、リース期間が終了すれば新しい商品に入れ替えることができます。これにより、常に最新の設備を使うことができます。
リース料を経費として計上できる
リースのメリットは、リース料を経費として計上できることです。商品を一括購入すると、長期間にわたって減価償却が必要になります。減価償却は、商品の耐用年数に応じて経費を計上する方法です。しかし、減価償却は、コスト管理がしにくくなったり、処理に手間がかかったりすることがあります。リースでは、毎月のリース料をそのまま経費として計上できます。リース料は一定なので、ランニングコストを把握しやすくなります。
リースのデメリット
リースのデメリットは、次のようなものがあります。
- 中途解約ができない
- 一括払いよりも高くなる
- 維持費が発生する
- 所有権が移転しない
中途解約ができない
リースのデメリットは、割賦販売と同様に、中途解約ができないことです。リースは、商品を一定期間にわたって利用する契約です。そのため、契約期間中に商品を返したり、他の商品に変更したりすることはできません。もし、商品に不満があったり、必要がなくなったりした場合でも、契約を続けなければなりません。
一括払いよりも高くなる
リースのデメリットは、一括払いよりも高くなることです。リースでは、商品の本体価格にリース料が上乗せされます。リース料は、リース会社が利益として取る金額です。そのため、一括払いよりも、総支払額が高くなります。リースを利用するときは、リース料の金額や割合を確認しておくことが大切です。
維持費が発生する
リースのデメリットは、維持費が発生することです。リースでは、商品の所有権はリース会社にありますが、商品の管理責任は購入者が負担します。
つまり、商品の修理や保守などの維持費は、購入者が支払わなければなりません。維持費は、商品の種類や状態によって異なりますが、予想以上に高額になることもあります。
所有権が移転しない
リースのデメリットは、所有権が移転しないことです。リースでは、商品の所有権はリース会社にあります。そのため、商品は購入者のものになりません。
これは、商品を自分の資産として持ちたい場合や、商品の価値が上がる場合にデメリットになります。
また、リース期間が終了したら、商品を返却しなければなりません。商品に愛着がある場合や、引き続き使いたい場合にもデメリットになります。
割賦販売とリースの違い
割賦販売とリースの違いは、次のようにまとめられます。
項目 | 割賦販売 | リース |
---|---|---|
所有権 | 購入者に移転する | リース会社にある |
初期費用 | 一部必要 | 不要 |
総支払額 | 一括払いより高い | 一括払いより高い |
維持費 | 購入者が負担 | 購入者が負担 |
中途解約 | できない | できない |
経費計上 | 減価償却 | リース料 |
まとめ
割賦販売とリースは、商品の代金を一括で支払わずに、分割で支払う販売方法です。しかし、それぞれに特徴や条件があります。商品を購入するときは、自分のニーズや予算に合わせて、割賦販売とリースのどちらを選ぶか慎重に考えましょう。